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脳科学・神経科学を網羅的に学ぶ必読書

カンデル神経科学

カンデル神経科学は、脳科学・神経科学分野のバイブル的存在。2014年4月に日本語版が出版され、英語や医学用語が得意でない方にも大変読みやすくなりました。脳科学、神経科学について学ぶなら絶対に持っておきたいおすすめの一冊。

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2015年から見た未来

2015年の現状

重要なのは、あなたが自分の人生をどう生きたいかということなのです。

誰しも必ず死にます。ここにいるみんな、数十年後にはほぼ間違いなく死にます。心臓が止まり、呼吸が止まり、意識がなくなれば、その人が数十年に及ぶ人生で獲得した膨大な知識や希少な経験に他者はアクセスできなくなってしまいます。あなたが何か別の形としてそれを残さなければ、すべてはあなたの死と共に消え去るものです。

はたして、それは“人類にとって“良いことなのでしょうか?

人生にはトラブルがつきものです。誰にとっても、平坦な人生なんて存在しません。人はその時、どんな状況で何を考え、どんな問題にぶつかり、それをどう解決していったのか。あなた個人の人生で体験したことは、後の世の人間にも必ず役に立つはずなんです。

なのに、そんな貴重なものが、あなたが死んでしまったらすべてが失われてしまう。

それが今、私たちが生きている2015年の現状なのです。このままで良いはずがありません。

繋がり方を変えて、創造をする

重要なのは、要素を増やすことではなく、要素の繋がり方、繋がっている構造です。9歳からコンピュータを始め、15年以上に及びエンジニアとしての私が今まで学んだことは、物事の構造というのは、要素以上に要素同士の繋がり方がそのシステムの性質を規定しているという事実です。

これは、ノーベル数学賞とも言われるチューリング賞を受賞したノーバート・ウィーナー博士が1948年に発表したサイバネティックスによる相互作用性と、フォン・ベルタランフィの一般システム理論(general systems theory)によって明らかになりました。

この世界に存在するあらゆるシステムは、その構成要素によってではなく、構成要素の相互作用によってその性質が創られる

「何を作るか」が重要なのではなく、「何と何を繋ぐか」、そしてどうやって相互作用を生み出すかが重要なのです。私たちの脳を構成しているニューロンやシナプスも同様です。分野や階層は違えど、物事を動かしているこの現象はあらゆるところで起こっています。

私は、今あるものを使って、この繋がり方を変えることで、新しい価値を生み出したいと思っています。

機会があれば、下記の内容も追記していきます。

  1. 母の死が教えてくれたこと
  2. 繋がり方を中心に設計されたシステム
  3. Webページではどうか?
  4. 自己成長していくシステム
  5. 未知を既知に変え、ヒトの欲求を実現する仕組み
  6. コンピュータの再発明

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